革財布をフルオーバーホールして修復作業中

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革製品お手入れ

ひどいことに盗難に遭われてずっと探してられたそうです。

時間が経つにつれて諦めかけた時に運良く川の中から救われた革財布。

ヘドロにまみれ、色もだいぶ変わってしまいましたが、出来る限り汚れを落とされたそうです。

かなり革の硬化も進んでしまっていますが、メンテナンスのご依頼を引き受けることにしました。

まず始めに状態を確認する作業から始めます。

 

革製品お手入れ

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メールでのやり取りをしてある程度の覚悟はしていましたがここまでとは・・・

金具の腐食や革の硬化もそうですがパーツによっては5mmも縮みが生じてしまっていますので

どこまで再使用出来るか縫製を一旦全てバラすことにしました。

革製品お手入れ

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全て分解した状態ですね。

こっこからパーツ1つ1つを丁寧に時間をかけてクリーニングしていくことにします。

革製品お手入れ

1回目のクリーニングが終了しました。

ここから革にこれ以上のダメージを与えない様に状態を見ながら数回に分けて・・・

それから1ヶ月後、

革製品お手入れ

革のコンデション的にはだいぶ良くなりました。良かった。

しかし・・・

コインケースの前部など縮んでしまったパーツはここままでは組み上がらないので

新しいパーツに入れ替えた方がベターですが、これからお客様と相談しながら

進めていきたいと思います。

 

 

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妥協しない欲しいもの。流行ものではない革製品。 理想を形に

 お客様の理想を現実にする為に、実際の納まりを考えながら最善の方法を模索していきます。そのなかでもこの3つは特に重要視しています。



  • 理想の形(デザイン)

  • 使い勝手が良い(機能性)

  • 修理可能なもの(耐久性)


革の風合いが手から直に伝わる質の良さ、一生つきあえる様に修理可能なもの作り、お客様一人々々としっかり目線を合わせて理想の形を現実にを目指します。


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