スタッズ・革ベルト&スタッズ・レザーブレスウォッチ

昨日完成した東京のお客様からご注文頂いたスタッズ・革ベルト(色ブラウン)と福島のお客様からご注文頂いたスタッズ・レザーブレスウォッチです。
革ベルトの方はスタッズベルトではめずらいい5mm強の厚い一枚革を使いスタッズも爪を折るタイプのものを使用しております。スタッズ・革ベルトはスタッズの爪の長さが決まっているので通常3mm厚程度の革を使うのが一般的なんですがこの革ベルトは通常のものよりも厚みがあって存在感がありますしスタッズはあえて剣先(革ベルトの先)の部分とベルトループ、右後ろポケットの上あたりに来る部分に不揃いに散りばめております。

ちょっとした遊び心がある革ベルトにしたかったしスタッズベルトだからと言って綺麗に整列させないところがミソです。こうやって画像で見るとなんてことないんですがつけると以外にスタッズが存在感を出して目立つんですよ。
(私もこのタイプは1本作って愛用してます。)

もうひとつのレザーブレスウォッチは今年の新作のもので発売以来結構売れています。こういう形スタッズのものレザーウォッチって以外に少ないみたいで私くらいの年の方でもぜんぜん違和感無く普段使いできるのが好評なのかもしれません。
メンランドレザーウォッチは全てお一人お一人の腕のサイズに合わせて製作しますので既製品でサイズの合わない方やお好みのデザインが見つからない方も気軽に相談してください。デザインもサイズも無限大ですので。Belt_watch1

パイソン仕様ウォレット(革財布)

メンランドでも最近やっとパイソン(蛇革)の取り扱いを始めました。今までなんで取り扱いしなかったかと言うと、実は大の蛇(へび)嫌いだったからです。
革職人のクセして笑われてしまうのですがとにかく革になった蛇も駄目だったんです。(苦笑)だけど克服しました。(生きているのは今でも駄目ですが・・・)

パイソン革(蛇革)は広げると4m以上あるのですが最初は梱包している箱すら開けることが出来ないで1週間ほど工房の片隅に放置していたのですが、それでは仕事にならないので意を決して開けてみると居たんです。
革になってるパイソンが・・・・ビビリながら箱から出して広げるまでまた1週間かかりました。(汗)少しだけ切り端を作業台の目の入る所に置いて慣らしながら触れる所までになったのです。ココまで来ればあとはまな板の鯉状態ですからこっちのものですが、今でも全部広げることはしません。(苦笑)今このパイソンを使ったウォレットを製作してますので出来上がったら画像をUPしてみます。

めずらしい白の革ベルト

この革ベルトは、いわゆる「おまかせオーダー」をいつも頂くお得意様からの依頼で製作した白の革ベルトです。
メンランドでは珍しいデザインなのですがこういったものも1点ものでは作ってるんです。

「おまかせオーダー」は始めてご注文を頂く方などはお断りしてるのですが、何度か注文をして下さるお客様でその方の好みなどがわかればお受けする「裏メニュー」みたいなものです。
この方(女性)の注文の仕方は「白いベルトが欲しいので!」のみの注文なのでデザインなどもすべて任せてもらってます。今回は剣先を(ベルト穴から先)通常のものよりも長くした最近流行のスタイルにしてバックルも高級感があるクールなシルバータイプのものにバランスを考えてベルトループにもシルバーコンチョをあしらいました。こちらのものはすごく気に入って頂けました。

この方からはもう1本スタッズベルトのご注文も頂いているので(こちらも全てお任せオーダー)今月中には製作に入る予定なので完成した際にはまた画像をUPしたいと思います。Belt3_1
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追伸・・
新作のブレスレットは今月末に掲載出来そうです。お問合せも多くお待たせしてますが出来次第ホームページでオーダー受付開始します。
ただ数はそんなに作れませんので予めご了承ください。

特注の1枚革ベルト(3Lサイズ)

この革ベルトは先月北海道のお客様からご注文を頂いて製作した1枚革の革ベルトです。
ベルトサイズはウエストが110~120cm用のビックサイズですがメンランドではベルトについてはウエストが50~115cmまで対応できるのでこの範囲内でしたら1本1本サイズを合わせてお作りしてます。

ご存知の方もいると思いますがメンランドの革ベルトは5~6mmの分厚い1枚革を使ってるので市販のものでは味わえない心地良さが良いってよく言われます。
今回お手持ちのバックルがあるそうなのでそのバックルのサイズなどをイメージしてサイズの調整をして製作したのですが、今頃はお手元に届いたかと思うのでこの革ベルトを気に入ってもらえると良いですけどね。

Belt2

職人魂ここにあり

この間同級生の刺繍屋をしている友人(玉ちゃん)から、刺繍をするのにお客さんから革のベストを預かってるから他の革職人の仕事ぶりを見てみたらって連絡あったので行ってみました。タグをみたら同じ市内のSHOPで作ったものでミシン縫いのものでしたが丁寧な作りで参考になりました。
他人の仕事を見るのって以外に大事なことなのです。自分の技術向上にも役立つし発想を豊かにすることが出来るので、革に留まらず色んな職種の仕事をみて自分の仕事に取り入れられないかとか普段から考えてます。

そうこうしてたら玉ちゃんがおもむろに作った刺繍を出してきて「これ、どう思う?」ってな感じで言ってきたので見せてもらったらどこぞかのバイクチームのロゴマークでした。玉ちゃんのところはパソコンに取り込んでから専用の刺繍用ミシンで製作してるのですごく綺麗な刺繍なのですがお客さんからの要望は手がけミシンのように風合いをだしてほしいって言われたそうなのです。
※手がけミシンは職人さんがある意味自分のセンスで「ダカダカ」縫うので不揃いになるのですが味わいあるものになります。
玉ちゃんは「せっかく綺麗に出来るのにわざわざ汚くしないといけないのかがわからない」ってな感じで機械縫いが一番と思っている生粋の頑固職人なのですがお客さんから「せっかくオーダーメイドで作るのに出来上がりが既製品みたい」っていわれたのが相当悔しかったらしくこの仕事を引き受けたそうです。見せてもらったのは、専用の刺繍用ミシンで製作したとは思えないほどの出来栄えで手がけミシンっぽい出来栄えでした。
※綺麗に出来るものをわざわざ崩しているので逆に相当手間が掛かっているみたいでしたが・・・

だけど面白いですよね。私は手縫いが一番と思ってやっているのに職種は違えど機械縫いが一番って思ってやってる奴が手縫いに負けるはずが無い言って言い切っちゃうのですから。(笑)
※ここだけの話ですが奴は私が作ってあげたショートウォレットを愛用してるのです。
そんな奴と今度コラボして新作の準備をしてますので出来上がったときにはご紹介しますね。
Tama1