レザーベルト・革ベルト

数量限定品&新作のベルト

6月14日。仙台は今にも雨が降ってきそうです。
ここ数日ずっと立て続けに革ベルト(レザーベルト)の製作ばかりやってました。
※別に季節ものだからと言う訳ではないのですが注文受付再開する時期によってこんな感じに同じジャンルの注文が固まる時があります。
うちの革ベルト(レザーベルト)を手にされたことがある方はご存知だと思いますが初めて手にした時、ビックリ!すると同時に顔をニンマリしてくれます。
たかが革ベルトでも真剣に手間隙掛けて作るとお客様はそんな表情を浮かべて喜んでくれますが、本物でなければこんなものかって終わってしまいます。
もう随分前のことですがある雑誌で革職人さんを追った特集みたいな奴の中で「昔、革ベルトばっかり親方に作らされた。来る日も来る日もベルトしか触らせてもらえず、こんな簡単なものを作る為に革職人になった訳じゃない!って思っていたけど、なんで革ベルトを作らされていたか1人前になってやっとわかった」という記述がありました。
その記述を見て私もこの親方に同感しました。将来革職人を志している人もこのブログを見ているかもしれませんので解説はしませんが、あえて言うならお寿司屋さんの卵焼きみたいなものです。(言い回しが変かも??)
いくら厳選した材料を揃えても腕が供わなければ美味しい卵焼きは出来ないし、かといって腕が良いからといってそれなりの素材ではやはりそれなり。
美味しく焼くには卵焼きも焼きに何年とは良く言いますが、それ位革ベルトも奥が深いのです。(この例えしか思い浮かばなかった・・・)

追伸・・
本当は3月に発売する予定だった数量限定の革を使って製作するベルトも、なかなか手を付けれる暇を作れずにもう数が月・・・・
そんな中やっとプロトモデル(試作品)が出来上がりました。
まだ決定ではありませんが、作ってみたら意外と出来が良かったので新作になるかもしれません。(※写真の革は限定品のものですが新作では使いません。)
このままいくと、限定品の方はいつになることやら・・・
あまり待たせるようなら限定の革を使ってラインナップの中からお好きなベルトを作るやり方のほうが今回は良いのではないかとと思う今日この頃です。
ちなみに画像の白い革ベルトは45mmの幅広ベルト(通常幅は38~40mm)でそれに対応するシルバー製(SV950)で大きめのバックルが手に入ったので付けてみました。
この白い革ベルトは使っていくうちに表面の顔料(色)が良い具合にクラックが入ったり擦れ落ちてかっこ良くなるからするのが楽しみです。
もちろん新作で発売決定です!。やっとメンランドにも白い革ベルトが加わりますので乞うご期待!!

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ハンドメイド革製品メンランド
革ベルト・レザーベルト一覧

たかが革ベルト、されど革ベルト

この間、あるブツが工房に到着しました。
ブツといっても来年から販売する革ベルトを作るための革で、以前から国内中を探していたのですがやっと見合うものが見つかったので今回ご紹介します。
うち(メンランド)では革ベルトを作ときには牛の背中の部分の革(通称ベンズって言ってます。)だけを使っています。その理由は、背中の革は特に繊維が締まってて尚且つ革自体の厚みも十分取れるのでとくに負荷のかかる革ベルトを作るのに適しているからですが、今まで使っていた革を仮に牛肉のほうで例えるとサーロインとするなら、今回の物はシャトーブリアンと言った方がわかり易いかもしれません。以前、この革を試すのに革財布を作ったのですがあまりにも革のコシが強すぎて小物を作るのには難儀する代物でしたが、革ベルトには打って付けでした。
正直、シャトーブリアン?なだけにそれなりの値段もしますが、出来栄えと品質、満足感は裏切りませんので楽しみにしていてください。恐らく年間数量限定(40~50本ほど)での製作販売を考えてますので。
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ハンドメイド革製品【メンランド】革ベルト一覧

気合と根性が要る製作品(革ベルト完成編)

前回のつづき・・
製作していたサドルレンジャーベルトが完成しました。
今回は、バックルもスターリングシルバーの特注品だったのでとてもゴージャスな仕上がりです。写真ではなかなかお伝えできませんがシルバー特有の質感と輝きが革ベルトが合い極まってお互いを引き立った良い仕上がりになりました。正直作っている自分も欲しい位です。笑。
そういえば、この革ベルトは締め方にコツがあって普通のようにただズボンのループに通していったのでは収まらないんです。正しい締め方は・・・

【正しい締め方】
①1番目のループを通さないで2番目のループから通します。
②最後のループはベース(下)のベルトだけ通して穴が開いているベルトと挟み込むようにします。
③②のベース(下)のベルトを最初のループに通してベルト本体のバックル側に付いているループに通してから、上のベルトをバックルに通して装着完了です。

たかが革ベルトなのに締めるのもこんなに手間がかかりますが締め心地はこのレンジャーベルト独特のフィット感で普通の革ベルトが締められなくなるはずです。笑。
とくに腹回りが気になる方は普通の革ベルトはお腹の肉が革ベルト乗ってしまいどうしてもだらしなく見えてしまいますが、レンジャータイプの革ベルトはバックル付近にボリュームを持ってくることで以外にきちっととした印象を与えられるんですよ。一見様(初めてご注文して下さる方)はお断りしてますがスーツ用のレンジャーベルトのも作ってます。(ご愛顧くださっているメンランド製品のオーナー様だけのメニューですが問合せないとわからないメニューです。苦笑)
話しが変わりますが、今日も3年前に革財布を注文してくださった方から革ベルトのオーダーが入りました。これまで何百人と買ってくださったお客様がいらっしゃいますが多かれ少なかれ注文の際にやりとりしてますのでこんなお客さんだったなぁって思い出しますし、また注文をして下さるのは素直に嬉しいですね。
そんなお客様が1人でも多くなるように、そして満足してくださるように日々鍛錬していかないといけませんね。
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ハンドメイド革製品【メンランド】

新発売の革ベルト

今日は革ベルトの話です。
今回のものは一応新作なのですが、正直あまり売れなくても良いかなって思ってます。笑。というのも私が欲しくて作ったのでちょっとだけ自慢(あまりなりませんが・・・)させてくださいね。1本は真鍮製(真物)のオーバルバックルにナチュラルの1枚革ベルトと、もう1本は同じデザインのバックルですが材質がスターリングシルバーの特注品にブラックサドルの1枚革ベルトの2本です。見た目は本当になんてことがないシンプルなものですが身に着けると下手なスタッズベルトよりも存在感があってこれが中々GOOD!なんです。ベルトの先(剣先)までの長さも普通は15~16cmなのですがちょっと長めの18cmにしてます。(特に意味は無かったのですがこの長さが私の好みなので。)
真鍮やシルバーは時を重ねるごとにとても味わい深い質感へと変化していくので私は好きなんです。まあ特注バックルの方はちょっと値段も張りますが(片手諭吉くらい)、革ベルトがへたってきても交換出来るしバックル自体は年齢に関係なく一生使えるものなのでこれから先のお気に入りアイテムの1つに加えます。私が50代・60代になってこのなんてこと無いバックルがスターリングシルバーだったら多分若者は度肝を抜くでしょうしね。笑。こういうなにげない所にお金を掛けることが私は好きなんです。

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ハンドメイド革製品【メンランド】革ベルト一覧

スタッズ・革ベルト&スタッズ・レザーブレスウォッチ

昨日完成した東京のお客様からご注文頂いたスタッズ・革ベルト(色ブラウン)と福島のお客様からご注文頂いたスタッズ・レザーブレスウォッチです。
革ベルトの方はスタッズベルトではめずらいい5mm強の厚い一枚革を使いスタッズも爪を折るタイプのものを使用しております。スタッズ・革ベルトはスタッズの爪の長さが決まっているので通常3mm厚程度の革を使うのが一般的なんですがこの革ベルトは通常のものよりも厚みがあって存在感がありますしスタッズはあえて剣先(革ベルトの先)の部分とベルトループ、右後ろポケットの上あたりに来る部分に不揃いに散りばめております。

ちょっとした遊び心がある革ベルトにしたかったしスタッズベルトだからと言って綺麗に整列させないところがミソです。こうやって画像で見るとなんてことないんですがつけると以外にスタッズが存在感を出して目立つんですよ。
(私もこのタイプは1本作って愛用してます。)

もうひとつのレザーブレスウォッチは今年の新作のもので発売以来結構売れています。こういう形スタッズのものレザーウォッチって以外に少ないみたいで私くらいの年の方でもぜんぜん違和感無く普段使いできるのが好評なのかもしれません。
メンランドレザーウォッチは全てお一人お一人の腕のサイズに合わせて製作しますので既製品でサイズの合わない方やお好みのデザインが見つからない方も気軽に相談してください。デザインもサイズも無限大ですので。Belt_watch1