修理・メンテナンス

ウォレットリペアー2(修理)

前回の更新からまた4ヶ月・・・
とてもふざけたブログです。(苦笑)

今月から4階の工房から1階のお店兼ミニ工房に移動してきて
毎日慣れない接客にも私なりに頑張っています。
売る気が全くない接客で困ったものですが・・・汗。

ということで前回の続きです。
どこまでいったかをブログで確認して・・

そうでした。
仕上げの段階ですね。

Wallet_repair07

うちのメンテナンスオイルをまんべんなく塗っていったら
馬毛ブラシの登場です。
革表面に傷を付けない程度に「ゴシゴシ」「ゴシゴシゴシゴシ」と
ブラッシングをしていきます。
ブラッシングは革に呼吸をさせる役割もありますので
油脂補給のときには欠かせない手間です。

Wallet_repair08

キーホルダーのコバ(淵)もうちの特別調合したマル秘液(企業秘密)を
塗って磨きあげます。

Wallet_repair10

本体のコバも同様に・・・
ピカピカです。

そして・・・
最初に外したパーツ類やコンチョも磨き直しして再取付すれば・・
Wallet_repair09

リペアーとリフレッシュメンテナンスの終了です。
修理やリペアー依頼が来た時にお勧めしている
リフレッシュメンテナンスはお使い始めから3年過ぎた位から
2年に1度位の頻度でやると良い感じです。

では[E:paper]

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レザーウォレットMainLand【メンランド】

ウォレットリペアー1(修理)

皆さまお久しぶりです。
久々の更新です。
前回から約2ヵ月も放置してしまいましたが元気でやっております。
震災直後は一時途方に暮れたこともありましたが、
全国のメンランドファンの皆さまから温かく見守って頂いているおかげで
震災前の状態にも取りつつあります。
本当に有難うございます。

更新が久々で何を書こうかと思いましたが、たまには作業の様子でも
見て頂こうかと思いまして・・・

作業はずいぶん前に終わってお引き渡しも済んでいますが
ウォレット修理の様子です。

今回の依頼は、
①コインコンチョの修理
②小銭入れの仕様変更
③リフレッシュメンテナンス作業

になります。

※ここからは画像が多くなります。

Wallet_repair01

届いた状態です。

ご購入頂いてから4年位ですが使用年数の割にはとても奇麗に

使っていらっしゃるので

オーナーさまの愛情が注がれているのがわかります。

Wallet_repair02

今回は内装のカスタムも同時に入りますので取れる金具類は
全て取り外します。
コンチョは取付部分の金具を新しいものと交換して再溶接します。

Wallet_repair03

小銭入れは当初スナップボタンタイプでしたが
お客様のご希望でフラップタイプにリペアーします。

Wallet_repair04

ちょうど縫製を解いてパーツをばらしたところです。
うちで作った製品(標準仕様)は基本的に修理やメンテナンスを
する前提で制作しますのでこういう変更も断ることはしません。
接着材の残りをきれいに取って新しく作ったパーツを組み込んで
やります。

Wallet_repair05

Wallet_repair06

こんな感じです。
※小銭入れを全て新しくすることも出来ますが
今回はお客様のご要望やご予算などを伺った上で
付け替えではなくリペアーということになりました。

そして・・・
パーツを組み込んで再縫製したところです。

今日はここまでです。
つづく・・・

By Kurimura[E:r-mark]

今回のウォレットは
レザーウォレット・インディペンデンス01です。

コードバンウォレットのお手入れ方法

Cordvan_hw1

最近ですがコードバン仕様でのご注文が多くなってきて
お手入れ方法などのお問合せも多くなってきましたので
お手入れ方法を取りまとめしてみましたのでオーナー様は
どうぞご参考にされてみてください。

【普段するお手入れ】
コードバンは使い始めはやや固い革という印象があるかもしれませんが使い込むことでなじんできて、
色合いや風合いなどが個性的になっていきます。
普段のお手入れは、最低でも週1回は乾いたやわらかい布や馬毛ブラシ(ホースヘアブラシ)を使い
優しくホコリを落とします。
また湿気等も吸っていますので、家に帰った後は鞄や衣服から出して湿気を逃すよう心がけて下さい。
 
Cordvan_lw1
【油分補給】
コードバンにはワックス系やクリーム系で油脂補給をします。(オイル系は×)
ラナパーでも一時的な代用はできますが、長くお使いになられるのであればヴァージンサプリメントワックスというものを
お勧めいたします。
※当方では最高級のコードバンを製造している新嬉皮革と言う所のコードバンを使用していますが、
同社がプロデュースしているコードバンや馬革の専用油脂の為、当方のコードバン製品にも相性が良いです。
 
1~2ヶ月に1度の頻度で油分補給を行います。
ご使用方法としては普段のお手入れ後に、柔らかい布やWAX用のスポンジ等で薄く全体に塗り広げていきます。
20~30分程度放置したのち、馬毛ブラシ(ホースヘアブラシ)で優しく丁寧に磨いていきます。
※ブラシは空ぶき用とWAX用は別々にすることをお勧めいたします。
 
きれいな布や靴用のミットを使いさらに磨きあげていきます。
コードバンは牛革の様に表革(銀面)がありませんので毛羽立ちしてくる場合がありますので
毛羽立ちを寝かせるイメージで丁寧に艶が出るまで磨いていきます。
 
 
【シミや水ぬれ時の対処】
色々諸説がありますが、基本的にコードバンは水濡れに弱いので、極力濡らさないようにして下さい。
普段からの手入れ(油脂補給も含む)を怠らなければ、急な雨などで濡れても大きなダメージは避けられますが
出来るだけ早く拭き取らないとシミが残ってしまいます。
拭きとる際にゴシゴシと力強くこすってしまうと毛羽立ちが発生したり、革自体のダメージも大きくなりますので
十分注意して下さい。
抜き取った後は、日蔭で自然乾燥させた後、通常の油分補給をおこなって下さい。
 
 
以上になります。
コードバンのメンテナンスには手間暇が付物ですが、特の質感や風合いは、かかる手間暇以上の満足感を
授けてくれますのでどうぞ末永くご愛用くださいませ。

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ハンドメイド革製品MainLand【メンランド】

レザーウォレット修理

Botton_repair1

工房に修理依頼のウォレットが里帰りしてきました。

このウォレットがお客様のもとに嫁いでからもう5~6年ですが

今回はボタン部分が閉まらなくなったという事で

修理依頼をいただきました。

さっそく送られてきたウォレットを見てみると

金具のメス側にコンチョのポストが付き出てしまったようなので

接合部分に手製の革ワッシャーを入れ新しい金具に交換です。

交換後これ

Botton_repair2

これで最低でもあと5~6年は大丈夫です。

今回の修理は金具の交換のみなので通常は金具代のみです。

ついでに記念撮影もしてしまえと

バイカーズウォレットと一緒にパチリカメラ

Botton_repair3

それにしてもかなりねんきが入っていて

使い込まれています。

今日こちらから発送しますのでお受取の方

宜しくお願いします。

では[E:paper]

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メディスンバッグ解体(最終編)

このメディスンバッグも最後の仕上げです。

今回は油分補給を多めにしたので革の表面もツヤ無しという感じですが

ここからひたすらブラシとウエスを使って磨き上げをしていきます。

最初に取り外した補助パーツや装飾類を元に戻してメンテナンスの完了です。

Hip_bag1_6

あまり変わり映えしない感じですが解体前の画像と比べると・・

Hip_bag1_7
いい感じになりましたね。

コンチョなどのシルバーパーツもきれいに磨きあげられています。

Hip_bag1_8

Hip_bag1_9

これでこれから先また10年は愛用できることでしょう。

革は一生ものとは言いますが、こうやってメンテナンスをしてやって

コンディションを維持していくことによって初めてそう言えますので

皆さんも革製品は大切にしてください。

By Kurimura[E:r-mark]

レザーウォレット・ハンドメイド革製品MainLand【メンランド】