修理・メンテナンス

デラックス君、オイルを入れられる(財布のメンテ)

前から気にはなっていたデラックス君の水シミ(約1ヶ月くらい放置・・・涙)が
最近気になってきたのでメンテをすることにしました。
※本当は水シミは時間が勝負なのですが、皆さんの参考になるかと思い
デラックス君はあえて放置してました。ごめんよデラックス・・・

2010523_1

それほどひどくはありませんが普段使いだとこれくらいの水シミ(雨シミ)は
あるかもしれません。

ということで早速作業開始です。

まずはきれいなスポンジに水を含ませ絞ってから
全体をこんな感じで水拭きしていきます。[E:down]
2010523_2

終わったら一晩置きます。
※季節にもよりますが水分が乾けばOKです。

2010523_3

やはり時間が経過してましたのできれいにシミは取れませんが
目立たなくなりました。

次は油分補給です。
水拭きなど行うと油分も飛んでしまうので油分補給は必須です。
※今回は事情が事情なのでちょっと早いですがデラックス君は
初めての油分補給です。

2010523_4

用意するのはメンテオイル(自前)ときれいなウエス数枚(塗りこみ用とから拭き用)
と馬毛ブラシです。
※写真のモジャモジャは油分補給用の専用シープウールです。

2010523_6

オイルは浸透が速いので薄く薄く塗り広げていきます。
写真の折り返し(コンチョベルト部も)には若干多め時塗ります。

2010523_7

オイルが浸透したら今度は馬毛ブラシで傷がつかない程度に
けっこうゴシゴシ磨いてオイル分を革になじませます。

2010523_8

最後の仕上げでウエスでカラ拭きしながら磨きあげます。

2010523_9

出来あがり。

雨シミもだいぶ目立たなくなりデラックス君もすこしは機嫌が
治るかもしれません。笑

今回は早めのオイルアップメンテになってしまいましたが
使い方や状況によって行ってくださいね。

By Kurimura[E:r-mark]

HandMadeLeather【メンランド】

所さん的な修理?

知り合い(スタッフのお父さん)から以前頼まれていた修理にやっと手をつけることが出来ました。
いつでも良いからとは言っていたもののそろそろ手をつけないと・・・と、思いつつ時間ばかりが過ぎてしまったのでさっそく始めることにしました。

うちは革製品の工房ですが「皮革」とつくものは何でも作れるし直せる訳でもなく今回はある意味特別仕様かもしれません。

早速今回の依頼品はこちらです[E:down]

Mente1_2

磯釣り[E:fish]のときにお尻に装着するパットでかなり年期が入った代物です。

破損個所[E:down]
Mente2

あらら・・・[E:eye]

Mente3

参ったなぁ[E:up]

ずっと大切使っている様で所々自分で直した形跡もあり、何とかしてやらないと思い引き受けてみたものの改めて見るとかなりの重傷です(^-^;

まずは、手始めにバラシですがミシン縫いなので慎重に事を運ばせないと始末が悪いので
最小限で行います。
※革製品のミシン縫いは特に修理が大変です。費用も・・・(´Д⊂グスン

バラシが終わり破損個所に補強を施しますが、今回はぜいたくにも最高級コードバン[E:sign01]を使うことにしました。(ここが所さん的[E:scissors])

全然見えなくなる所でもったいない気もしますが、今回はお尻にあたる部分であまり段差も付けたくなかったので同じ厚みの牛革よりも強度や耐久性があるコードバンの出番となりました。

※裏方にまわっても存在感があるコードバン君[E:coldsweats01]
Mente4

補強を施して断絶部分、センター部分のステッチを手縫いで再縫製していきます。

内側の穴が開いたナイロンキャンバス地も同様に革をあてがい補修します。

出来上がりは[E:down]
Mente6

Mente5

Mente7

ビフォアーアフター状態です( ̄ー ̄)ニヤリ[E:scissors]

何でもそうですが、維持していくにはそれなりに色々と掛りますが革製品は特に長く使えば愛着が湧くものです。
この尻あても朽ち果てるまで大事にされることでしょう[E:smile]

追伸・・・
ブログのデザインもリニューアルしました。
まだ手直しはありますが(^-^;

by Kurimura

ハンドメイド革製品MainLand【メンランド】

財布の経年変化(2ヶ月と10日位)

財布の経年変化(2ヶ月と10日位)
前回の更新から仙台も晴れが続いたので午前中時間を見つけてはちょくちょく工房の屋上の日サロ?の特等席で日焼けをさせでした。
手入れは相変わらずなでなでとブラッシング程度です。なでなでの方は私の場合、本体だけでなく内装やコバもやってます。毎日コツコツなのであまり代わり映えはしない気もしますが、時間が経つにつれて変わりますのでそのままま継続です。
それと、これからの季節は気温も上がってきて特に私の様に朝から晩までズボンのポケットにいれっぱなしだと汗や湿気を吸いますので、画像の様に半開きにしておくと革の自然の力で湿気を飛ばしてくれますので必ずした方が良いですよ。

革の経年変化(1ヶ月と3週間位)

革の経年変化(1ヶ月と3週間位)
デラックス君が相棒になってから2ヶ月弱になりますが相変わらずたまに撫でてるくらいで日光浴が3回位です。
本当はもっと日光浴をさせれば変色も進んでいくのですが焦る必要はありません。
シニュー糸の色が抜けてきて艶もどんどん増してきてますのでこのまま育っていけば(勝手に育っている気もするが…)サイトで掲載しているあの財布(どの財布?)のような綺麗な飴色が期待出来ます。
あと、最近デラックス君で気にしているのが雨に濡れてシミにならないようにすることです。
もし水シミが出来てしまったら対処は早ければ早い方がいいので、サイトて紹介している方法で行ってくださいね。

財布の経年変化(1ケ月と1週間位)

財布の経年変化(1ケ月と1週間位)
画像は先週のものですが使用後はじめての日向ぼっこの様子です。
約15分位の間でしたがようやくすることが出来ました。