この作品は度々ご注文を頂いております四国のUさまからご依頼で製作させていただきました。
それまでは市販品の革製iPhone(アイフォン)ケースをお使いになられていたそうですが、メンランドの革製品を日頃から愛用しているU様としては、心から満足するものではなかったそうです。
そこで「1部のデザインや仕様を残しつつメンランドらしいものを作れないか?」という依頼を頂きました。
そこで「1部のデザインや仕様を残しつつメンランドらしいものを作れないか?」という依頼を頂きました。
デザインやサイズの参考になればと、さっそく現在お使いになられているケースを送って頂き拝見させて頂いたのですが実際に実物を見てがく然としてしました。
送って頂いたものは、市販品の多くにみられるミシン縫いが施されている商品で、デザイン自体もミシン縫いを前提としている為仮にそれをそのままのデザインでシニュー糸を使った手縫い仕様で製作するとなると縫い代から糸の太さ、縫製ピッチに至るまで全ての変更を余儀なくされ、試作はまったく違うデザインのものが出来上がってしまいました。
そこから幾度と無く試作を重ね最初の問合せから4ヶ月の月日が流れ、ようやく満足のいく作品が出来上がりました。
送って頂いたものは、市販品の多くにみられるミシン縫いが施されている商品で、デザイン自体もミシン縫いを前提としている為仮にそれをそのままのデザインでシニュー糸を使った手縫い仕様で製作するとなると縫い代から糸の太さ、縫製ピッチに至るまで全ての変更を余儀なくされ、試作はまったく違うデザインのものが出来上がってしまいました。
そこから幾度と無く試作を重ね最初の問合せから4ヶ月の月日が流れ、ようやく満足のいく作品が出来上がりました。
出来上がってしまえば、そんなに時間が掛かるの?と疑問をもたれるかもしれませんが、革の厚みを3種類使い分けたり金具類で本体が傷つかない配慮や、なるべく段差が生じない様に革に埋め込んだり、縫製の取り回しやコンマ数ミリ単位の採寸が功を奏して違和感のない普通のケースが出来上がりました。
価格的には電話本体よりも高くなりますが、手にされた方はメンランドの革の風合いや仕立ての良さをきっと実感して頂ける作品に仕上がったと思います。