革製品はよく「一生もの」って聞くと思いますが、最近問合せの中にも何処が「一生もの」なの?という質問も多かったのでつい先日寄せられた問合せの内容を一部拝借して書こうと思います。
以下はお問い合わせ内容文
「国内のサドルレザー使用してますが、他のブランドと耐久性、クオリティは変わらないでしょうか?どのブランドも最高のサドル使用で一生物とうたってますが。
何かアドバイスお願いします。」
というものでした。
(※この方にはご連絡いただいたメールアドレスが間違って記載されていたので返信できなかったのです。)
とても的を得た質問です。耐久性、クオリティも変わらず、作り手の技量も大差なくて一生ものとうたっていればたしかに迷いますね。「最高のサドル使用で一生物」と言っている所は私も含め、自分の技量とプライドを掛けて言っていると思いますし(中には私も認める本当に腕の良い方もいらっしゃいます。)実際に届くまでは手にして見れるものでもないのでご不安や疑問に感じることも到し方ないですが、一つ言える事は何でもそうですが出会ったときに何かを感じたかどうかだと私は思います。(恋愛とかに例えると良いかもしれません。)
私に依頼されるお客様に限って言えば、当サイトを見たときに何かを感じたって言う方が大半です。
あとは、使われる方の普段の愛情と手入れ、作り手側のアフターフォローで「本当の一生もの」になるのではないかと思います。私は自分の作っているものにしか言えないのですが、手にされた方はわかると思うのです。見た目もしっかりしてますが、ちゃんと修理やメンテナンスが一生出来るのを前提として作ってるんですよ。だから、永年保証を掲げることも出来るのです。
アドバイスになったかどうかはわかりませんが、この方も「本当の一生もの」を手にされるといいですね。
※私ももうちょっと商売っ気を出せばいいのかなって思いますけど・・苦笑